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中遠昔ばなし

第7話   (おおがねばあさ)
大がねばあさ(浅羽町)

大がねばあさ(浅羽町)

 夏の夕暮れになると、浅羽町の南から横須賀にかけての田んぼのあぜ道に、あっちこっちをさまよっているような火の玉がよくあらわれたそうな。
 村の人々は、これを、「大がねばあさ」の火と呼んでいましたが、由来はさまざま。
 太郎助では、部落の大地主の息子がしんしょうを潰し、土地も手放して無一文になってしまい、それを悔しがった亡きおばあさんが、夜になると火を灯し、「この田もうちのものだった」と巡り歩いていると伝えられています。
 湊西では、「これもうちのだ」と悔しがる下りは同じですが、おばあさんが残した土地を親類が分けとってしまったためとされています。
 大金を落としたおばあさんの執念が夜道をさまよい、火を灯して金を捜しているというのは、松原で語られる言い伝え。
 いずれにしても、大がねばあさ、よほど執念深いたちのようで。

(浅羽町婦人会発行「ふるさとの伝承」より)

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